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新浦安ホテル建設予定地をめぐるバブル取引 …了徳寺大学の姿勢を問う

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7月22日のNHK、翌日の毎日新聞や千葉日報報道によると、松崎浦安市長は、UR・都市再生機構(以下UR)が了徳寺大学・学園(以下了徳寺)に売却した土地がすぐに転売された経緯につき疑義があり、UR側に対し説明するよう文書で要請しているという。報道によると、了徳寺側は「土地の購入と転売については、浦安市にも説明しながら手続きを進めてきた。法的に問題はないと考えており浦安市の対応には面食らっている」(NHKニュース)と述べ、転売した土地は元々学校の施設を建設する予定だったが、数年前に計画が中止になり、「大学に必要な土地だけを買いたかったがURから分割を断られ、いったん購入し売却せざるをえなかった」(毎日新聞)と説明をしているという。

 大学敷地は我々のパークシテイ東京ベイ新浦安Solのマンションの真ん前にある。当然、了徳寺は我々の良き隣人であり、明海の町の一員であると我々は思っていた。にも関わらず、我々は、本年の4月になって初めて土地が転売されていたことを知った。それも了徳寺から説明を受けてではなく、敷地の一部を購入したホテル開発事業者ケネデイクス社グループ(以下ホテル事業者)の訪問を受けてであった。我々の見るところ、了徳寺の行為には以下の問題があると考えている。

  • 説明責任の欠如: 了徳寺は平成16年11月28日、設計会社とともにSOL住民を含む、近隣マンションの住民に対し1期工事(校舎建設)の内容を説明した。合わせて第2期工事で美術館、迎賓館の建設も予定していることを図面明示した。その後、平成17年3月21日に第2期工事の説明を行い、美術館、迎賓館の建設計画の説明を行っている。これらの説明からSOL住民は、了徳寺敷地内のマンションに面する場所にはいつか美術館、迎賓館が建てられるものと理解をしていた。その後、10年近く一切説明がなく、今春のホテル事業者の突然の訪問で住民は青天の霹靂の如く、土地の転売について知るに至った。市役所への問い合わせと、了徳寺大学キャンパスの底地を取得したという5月9日の野村不動産マスターファンド投資法人のプレスリリースを受け、我々から了徳寺側へ正式に問い合わせるまで一切の説明がなかった。了徳寺は、良き隣人として、タイムリーに近隣住民へ説明するという責任を十分果たしていないのではないか。当初の美術館・迎賓館計画がなくなり土地を転売するのなら説明をするのが当然ではないか。初めの計画だけ説明をしておいて、あとは計画が変更されても一切説明しないというのは、良き隣人の態度ではないと考える。

  • 浦安市条例の精神無視:浦安市には、「建設物用途の混在化と敷地の細分化等による環境悪化回避」という環境保護の浦安市条例がある。今回の了徳寺敷地の転売により、もともと4分割されていた土地が21にも細かく分筆されてしまった。そして、ホテルなどの不動産開発業者へ土地が分断売却されてしまった。了徳寺は浦安市条例の精神をなんと心得ているのであろうか。了徳寺の土地は本来、大学用地として使うべく、URから定借を受けていたのではないか。転売目的で定借を受けていたのではないであろう。

  • 建学の精神に違背:大学は次世代の有為の若者を育てるのが本分と理解する。了徳寺大学は平成27年度文部科学省から私立大等経常費補助金として、一般と特別補助の合計で約7千8百万円もの交付金を受けている。もともと了徳寺大学は、了徳寺の建学の精神として「人間としての品性を高め、道を諭す」という立派な理念を持った大学と理解している。そしてその理念の下、大学憲章では、「1.学生とその家族の人生を咲かせる」「1.教職員とその家族の人生を咲かせる」 「1.地域の人々の人生を咲かせる」と3つ謳っている。ここからは、人の道をわきまえ、自らと家族、地域を含めた周りを幸せにしていく人材育成と教育を目指していると理解される。しかし、もし一連の報道にあるように、大学用地として借地していた土地を、URから買い受け、即日不動産業者へ転売し、錬金術さながら何十億円という差金儲けをしていたとするなら、それは建学の精神や大学憲章から大きく逸脱している行為と言わざるを得ない。また、現在敷地の一部を保有する剛徳地所という会社は、了徳寺大学理事長の娘が社長の会社である。公的資金を受け取っている大学で自己利益誘導とも疑われるような身内の会社への土地売却は妥当なのであろうか。会社組織では利益相反取引とされるものだが、公的機関としての大学において、しかるべき理事会決議を行っているのであろうか。

 先日、バスの中で了徳寺大学のパンフレットを手にした女子高生がいた。おそらく入学を考えているのだろう。希望にあふれる若者である。学生たちにとっても、了徳寺大学は良き大学であってほしいと願う。しかし、今回の一件は明らかに「人間としての品性を高め、道を諭す」建学の精神を逸脱するものであり、キャンパスの真横の、本来大学敷地であるべき場所に建てようとされている9階建てのホテルが、学生に与える影響を考えているのだろうか?住民説明会で事業者に「厨房の排気口はどちらに向けるのか?」と尋ねたところ、「了徳寺大学側に向ける」と答えた。自らが種を蒔いたホテル建設の負の影響を大学関係者はどうとらえるのだろうか?

もともと我々SOLのマンション住民は、東日本大震災の折に了徳寺大学から大学講堂を集会のために貸してもらったりしたこともあり、好感情を抱いていたが、今春の突然のホテル建設計画の浮上からそれが一変した。それまでは広いシンボルロードを我がもの顔で、友達同士で横連なりに歩く了徳寺の学生に対し、住民も大目に見ていたが、今は苦々しく思っている。

 レオナルド・ダ・ビンチの描いた最後の晩餐という有名な絵がある。「汝らの一人、我を売らん」というイエスの言葉に動揺する12人の弟子を描いたものである。ユダの手にはイエスを密告した褒美の銀貨袋が持たされている。ユダは銀貨30枚でキリストを反対宗派へ売ったが、今回の了徳寺の大学用地転売は、まるで金のために大事な人を売ったユダの姿が重なる。

以上

寄稿: パークシテイ東京ベイ新浦安SOL自治会のホテル建設計画対策部会


 
 
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