第12回 今になってわかったこと…身の丈に合った活動を!

2018年6月4日公開

浦安の市民団体にいくつか参加していますが、そのうち一番長く続けているのが「こんな学校にしたい会」です。20年前の1998年にPTA仲間や公民館で知り合った友人たちと立ち上げ、始めた頃は「学校に提案する」活動やチャータースクールの研究を、2005年にNPO法人を設立してからは「学校をつくる」活動へと方向を変え、ユニバーサルスクールや不登校の子どものための居場所を運営、震災前にオランダのイエナプランに出会ってからは、「イエナカフェや講演会」を開いて、「新しい教育を考えよう!」と提案してきました。

子どもたちの学校のPTA活動で、CAP の講座を全学年、全クラスで開いたり、科学教室を開いたり、先生方の理解と協力を頂き、仲間と一緒にワイワイ&ガヤガヤとやってきました。そういえばガービークラブなんて環境問題を考えるサークルを作ったのも楽しい思い出です。

さて、その頃は毎年のように浦安の補助金「はじめの一歩」や「ステップアップ」また「協働事業提案」に応募し、活動の告知と補助金の助けを借りようと一生懸命でした。
そんなある日プレゼン終了後の講評の時間に、審査員の一人から「身の丈に合った活動をしてはどうですか?」というコメントがあり、思わず胸が詰まり涙がポロポロと。その時のタイトルは「浦安にチャータースクールをつくろう!」でした。

「市民が学校を創る!できたらいいな♪」と特区を利用しての学校づくりを提案したものでした。でも、これは単なる私だけの妄想ではなく、日本各地で構造改革特区提案が出され、自治体が申請すれば実現可能な…ところまできていたのです。実際品川に事務所がある団体が遠くの自治体の町興しとコラボして学校を創った方もいらっしゃいます。実現しなかったのは、私たちの力不足なのですが・・・「公設民営」がダメなら自分たちでやるしかない・・・と始めたフリースクールは、財政難で3年で閉校に。

この頃のことを少しだけお話すると、赤字が毎月10万円、主婦中心の私たちにとっては大きな額でした。支援者のカンパで何とか凌いでいましたが続かなかった。今、振り返っても内容は充実していたと自負しています。

教科横断型のプロジェクト学習中心で、生徒ぞれぞれ異なるオーダーメイドのカリキュラム、週の終わりに、翌週分の時間割をスタッフ全員で考える、そんな毎日でした。

スクールだけでは部屋代(月10万)を賄えず、不登校の子どものための居場所を併設、それでも足りず、夜は大人のための「ご近所カルチャースクール」も。
スタッフには当時の千葉県最低賃金(790円ぐらい)でお願いしていました。

前回の失敗があるので、今回は「小さく産んで、大きく育てよう!」と月に一度の『小さなイエナスクール』を始めて1年半が経過。

このスクールは、言わばアンテナショップのようなもので、口コミで、イエナプランに関心のある親の子どもたち対象にイエナプラン教育をやってみる実験?実践!の場です。なので、生徒募集もなし、授業料も無料でやってきましたが、7月からは正式に募集開始の予定です。

現在は学校を一日休んで参加している子どもが2名、ホームスクーラーの子どもが3名です。これから学校に行ってる子ども向けの「放課後クラス」も始めます。

「チャータースクール」を提案したのは、誰でも、いつからでも学べるように「公立」に拘ったからです。お金を出せば、留学もインタナショナルスクールも、サドベリーやシュタイナーなどオルタナティブスクールも選べます。でも、それで「教育の選択の自由」があるとは言えない。だから今も…夢は「公立のオルタナティブスクールを創ること」です。

あの時、審査員のコメントに泣いたけれど、今思い出すと、至極まっとうな温かい言葉だったのだと理解できます。チャータースクール設立は、まずは市会議員になってから提案すべきことだったのかも。一市民としてできること、身の丈に合った『小さなイエナスクール』を浦安で始めます。

この20年で丈は伸びてないけれど、幅はずいぶん大きくなりました。

皆さんのご意見やアドバイスをお待ちしています。

このコーナーを読んでくださった方にお願いです。

💛今は使っていないカメラや楽器(ギターなど)の寄付をお願いします。

💛できれば、使い方や弾き方も教えて頂けると嬉しいです。

小さなイエナスクール①デイスクール(10時半~16時)小学生対象。

②アフタースクール(16時半~18時半)【準備中】

③ナイトスクール(19時~21時)大人&中高生対象。