第8回 科目撤廃!?「横断する」学びって?

2017年5月1日公開

Facebookで流れて来た最近のニュースで、思わずシェアしたのが、このフィンランドの教育事情でした。


「フィンランドでは、16歳から全科目を撤廃し、領域横断型で現象やイベントを総合的に学ぶ教育システムを導入することを決定した。このシステムは、2020年までに完全に導入される。」


 

全科目撤廃?にはビックリ!物理、数学、文学、歴史、地理といった授業が存在しなくなるらしい。
でも、「横断型」という言葉はよく耳にしますよね。1つのプロジェクトで、複数の科目を学ぼうという趣旨です。
「横串」という表現が使われることもあります。
16歳からってことは、日本の高校年齢に当たります。世界初の取り組みのようです。

13~4年前に受けたPBL(プロジェクト ベース ラーニング)のセミナーを思い出しました。
アメリカのMNCS(ミネソタ ニュー カントリー スクール)の校長先生他から直に指導法を学ぶ講習会に参加。
MNCSは、まさしく科目がない!プロジェクト学習のみの高校(チャータースクール)でした。

「教科毎に先生が生徒に知識を伝え、生徒は学んだことを試験で試され、成績がつく」という従来の学びではありません。
自分の興味や関心のあることからテーマを見つけ、課題の解決方法も自分で探し、取材をしてまとめ、最後にプレゼンする…まさしく(本来の意味での)総合学習です。
よく挙げられるのが・・・魚釣りの好きな子どもの例です。毎日釣りに行く。海(川かも?)も気節によって変わる。
潮の満ち引きの不思議から自然環境へ。或いは魚への興味から生物学に、また釣り名人と出会ってヒトに興味を持つかも。
魚釣りという1つのプロジェクトを通して、様々な科目につながる学び・・・横断型学びです。
この年齢ならこれだけ学ぶべし!ではなく、子ども一人ひとりの育ちに焦点を当てた、新しい教育理念に感動し、PTA仲間と「教科横断型、個別カリキュラムのユニバーサルスクール」を立ち上げたのが2005年でした。(財政難により3年で閉校)

先日、近所の小学校校長から「対話型の学びを始める」と聞き、日本の教育も変わろうとしていると感じています。
けれど、日本の高校から科目がなくなる日は・・・まだまだ先のようです。

そこで、提案したいのは、一斉に全ての学校を変えるのではなく、パイロットスクールとして、「公設民営」あるいは、
「コミュニティ スクール」として、プロジェクト型学び、即ち「探求型学び」の学校をつくることです。その教育実践を
周囲の学校が検証して、自身の学校で生かしていく、またその過程での気づきや改善点を、パイロット校に返していく。

パイロットスクールは飛行機のパイロット養成学校ではありません。(笑)
イメージはこんな感じかな…松戸市の場合を紹介します。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/kyouiku/gakkoukyouiku/tokusyoku/pilot_school.files/01pilit_school.pdf

そうすれば、浦安独自の新しい学びスタイルが出来上がるのではないでしょうか?
想像するだけで、ドキドキ&ワクワクしてきます。

因みに、お隣の市川市(猫実川を渡ってすぐ)に昨年、小中一貫のコミュニティスクール「塩浜学園」が開校しました。
浦安では、更に一歩進んだ「公立のオルタナティブスクール」で若い子育て世帯に転入してもらいませんか?
「こんな学校があれば、子どもを通わせたい!」と思うような魅力的な学びの場を、是非!!

教育で町興し…過疎の村や町のことではなく、我が街浦安でも❗️少子高齢化に負けない街にしたいですね。
日本で最先端のモデルになるのでは…と夢を膨らませています。


前回の投稿で、フィンランドの高校から教科がなくなる!と紹介しましたら、「16歳以下の子どもたちの教育はどうなってるの?」と、ご質問を頂きました。

そこで、追加情報として、「フィンランドの学校がこう変わる!Q&A10選 」として、 フィンランド大使館発のニュースをご紹介することに。

どうぞご覧ください。↓
http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?contentid=350772