2007年10月から市立の学校の先生が自家用車で通勤する場合、2,500円/月の駐車料金を取られるようになるそうだ。
都内では教員は特殊な場合を除いては、ほとんどの場合車通勤は禁止されている。
今時は民間の会社では車通勤を許可している所は少ないし、そもそも駐車場がある所の方が珍しいでしょう。
教育委員会からの通知では、「施設に来訪する方々の利便を図るために整備されている施設です。すなわち、施設に勤める職員のために整備されているものではありません。」とあったそうですが、ではなぜ今まで許されていたのか?
さらに不思議な文章は、「学校には学校を適正に運営する上での特殊性があります。クラブ活動のための早朝出勤や生徒指導上での移動手段、作品や道具の運搬等に車が欠かせません。そこで、学校運営上の支障がない範囲内で、学校職員の通勤用自動車も学校内に特例で駐車できるようになりました。行政的言い方ですと、行政財産の目的外使用とし、使用料(駐車料)を科し、有料としました。」との説明がある。
???意味不明だ。
公共交通機関では間に合わないほど早い時間に出勤する必要がある場合、自家用車による出勤は認められるだろうが、「生徒指導上での移動手段、作品や道具の運搬等」は完全に、教職員としての『業務』であるはずで、その場合は自家用車ではなく、市の車を使用するべきでしょう。万が一事故などが起きた場合、責任関係がはっきりとしません。
自家用車による通勤を禁止するならば、教職員が朝早く出勤する場合はタクシーの使用を認めるとか、業務上必要な場合はレンタカーの使用を認めるとか、もっと現場のことを考えた対応が必要なのではないだろうか?
教育委員会が言いたいのは、「文句が出たから有料にしました。」「使用料を払えば今まで通り、自家用車による通勤もOKです。」って感じられる。
何か根本的なことが間違っているように思う。
新しい規則を一つ決めると、必ず他に矛盾がでて来る。
何だか『超』お役所仕事的に感じられる。
そして今回の新しい規則も、一般市民には知らされずに出来てしまった。
なぜ、教育委員会は市とは別にHP(http://kyoiku.city.urayasu.chiba.jp/)を持っているんでしょう?さらには、教育委員会は、さらに別のコンテンツ・マネージメント・システムまで導入した立派なサーバーを持っているのだから、特別な知識の必要もなく、市民に情報を公開できるはずです。