ことの始まりは、広報うらやす2012年9月15日号に掲載された「震災の教訓を後世に伝え、残すために〜震災モニュメントの整備」なる防災課が掲載した案内でした。 
    その後、建設に反対する人々が反対署名を集め市議会に請願したが、10月1日に、平成24年浦安市議会第3回定例会において、請願第2号「高洲中央公園の災害モニュメント建設中止を求める請願」は不採択となりました。 
      近隣の住民の中には、事前に何の説明も無く突然広報誌で内容を知りびっくりしたと言っている方もいました。         
      10月下旬には、反対する方々が駅前などで、署名活動を行っていました。 
      そんな、反対運動が繰り広げられている中、10月29日に工事が始まりました。 
      11/04/12 
      広報うらやす2012年9月15日号に掲載された案内 
        
        広報うらやす2012年9月15日号に掲載された完成イメージ図 
          
      24年度当初予算額1,575千円 
       浦安市のサイトで調べると、今年度1,575千円の下記の通り予算が取られています。 
         
       
      高洲中央公園災害モニュメント整備事業【新規】 
        震災による液状化の被害の教訓を風化させることなく後世の記憶に留め、防災意識の高揚を図るため、せり上がったマンホールを災害モニュメントとして整備する。 
       
      この内訳はどうなっているのでしょう? 
      この程度の費用で100トンもの水が入る貯水槽を壊したりすることは出来ないでしょう。 
        ということは水槽はそのまま埋めてしまうのでしょうか?埋めてしまうとしたら数十年後コンクリートが劣化してきたとき、空洞となった貯水槽が崩壊することも考えられるのではないでしょうか? 
      また、埋められた貯水槽を壊さずにモニュメントを建設するとしたら、コンクリートの箱の上には、広報うらやすに掲載されたような背の高い樹木は育たないのではないのでは? 
      そもそも、この貯水槽の建設に関しては、10月29日号のAERAに掲載(リンク先にて記事の一部をご覧いただけます)された通り、市議が経営していた会社が受注し、都内業者に工事は丸投げ、さらに受注した市内の会社は貯水槽が出来た2年後に倒産したという何とも釈然としない経緯があります。 
      このまま、工事を続けて問題は無いのでしょうか? 
      震度6まで耐えられる設計だった災害用飲料水兼用型“耐震性”貯水槽と現場には看板が立っていますが、全く耐震性が無かったことが今回の震災で証明されました。 
        
      突然の着工 
      新浦安駅前等で反対署名を集めている方がいる最中の2012年10月29日に工事が始まりました。 
        まずは写真の様に工事用にフェンスを設置する工事が行われました。 
         
          
        
      モニュメント!? 
      こんなモニュメントが本当に必要なのでしょうか? 
        休日の度に恒常的に駐車場が満杯の高洲中央公園ですが、工事用のフェンス内だけでも10台以上の駐車スペースとなっています。 
      市民のことを考えるなら、再度壊れない貯水槽を作り直すか、駐車スペースにした方がよほどいいでしょう。 
      少なくとも1500名もの署名とともに請願が出され、さらに多くの署名も集まっている今、貴重な税金を使ってモニュメントを整備する必要はあるのでしょうか? 
      さらに、いつ壊れるかもしれない震災で壊れた貯水槽は壊れた原因もきちんと調査されないまま、埋められようとしています。将来100トンの水をたたえていた貯水槽は壊れることはないのでしょうか? 
      この貯水槽は水道管に直結のはずなので、大きな地震で壊れた際には、付近の水道管まで壊す可能性がある様に思えますが、そこまで考慮してモニュメントを作る計画は立てられているのでしょうか? 
      考えれば考えるほど、疑問がわいてくる計画となっている様に思います。 
        
         
      
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