液状化の土砂で緑の防潮堤 |
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2011年12月18日(日)に高洲海浜公園にて、「植樹祭」が開催されました。
浦安市が、都市環境や防災機能の向上を目的に、市民参加による森づくりを行います。
防潮堤との二重の高潮対策とする防災機能の向上、市民が楽しめる緑あふれる街づくりなど都市環境の向上をも期待している事業とのことです。
来年度は小学校などで苗を育ててその苗を植樹するなどのアイディアもあり、将来的には三番瀬から東京湾側まで海側7キロほどをこの防潮堤でカバーすることも視野に計画が練られてるそうです。
今回の植樹は、浦安ライオンズクラブとダイエーからそれぞれ百万円ほどの寄付を含め、1千万円強の費用がかかっているそうです。
植樹の基盤は震災で発生したガレキや液状化による噴砂を利用してつくり、植樹は土地本来の植生に基づいた多種類のポット苗を高密度で植える宮脇方式で行われました。
宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授、国際生態学センター長)が提言する森づくりは、がれきで基盤を作り、そこに日本の土地本来の植生に基づいた常緑広葉樹のポット苗を高密度で植樹する方法です。
今回は場所によりがれきの場所によって混入率を変えたり、盛り土の高さを変えたりと初めての試みと言うことで実験的要素も含んでいるそうです。
順調に苗の生育が進めば数年後にはちょっとした林の様になるとのことでした。
植樹には市内の子供たちをはじめ、近隣自治会員の方々あわせて数百人が参加されました。宮脇昭氏の森づくりに賛同し、全国規模で植樹を支援するボランティア「まじぇる会」のメンバーも参加し、植樹のアドバイスを行いました。
植樹を行う松崎市長
たくさんの方が参加しました
子供が大きくなる頃には立派な森になる!?
みんなで記念写真
ご褒美はお汁粉
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