放置自転車の移送保管料値上げの理由 |
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2007年2月1日に「4月1日から放置自転車の移送保管料を変更します」と浦安市が発表をした。
値上げされる料金を見ると自転車の場合今までの2倍、突然の発表で4月から2倍になる放置自転車の移送保管料とは、どのようにして決められたのか?
2倍に値上げってことは、ひょっとして放置自転車の移送保管は今まで赤字で税金でその移送保管料を補っていたのだろうか?そうだとすれば、それは自転車を放置した人々に払わせる方がいいだろうが、値上げの説明にはなぜ、どうやって移送保管料を決めたのか説明がない。
疑問に思って浦安市の交通安全課に聞いてみました。
浦安市自転車等駐車対策協議会(学識経験者や市民委員等で組織化)や広報モニターなどから、放置自転車を減らすためには原因となる違反者に対して費用の負担額を増額することも必要ではないかとの審議や意見があったそうです。
それらの意見を考慮し放置対策に係る経費の軽減を図りながら移送保管料金を改定することを決めたそうです。改定料金は、近隣市町村と撤去費用等を比較し、値上げした場合のメリット・デメリットを検討して段階的に値上げをしていくことを考慮して決めたそうです。今回の移送保管料の変更に伴って浦安市自転車駐車場の整備及び放置防止に関する条例施行規則の一部を改正し、平成19年4月1日から施行する予定となっています。
放置自転車の撤去・保管場所経費は、用地借用費用等を含め年間約5千6百万円の経費がかかっているそうです。撤去移送は、市内3駅で月に7〜8回行い、経費を自転車1台あたりに換算すると約4千円程度となるそうです。料金を改めるにあたり、あまり高額にすると自転車が安価で購入できることもあり引取りが減るということも想定されることから近隣市とのバランスを図りながら自転車2千円、原動機付自転車3千円という額としたそうです。
移送保管料に関しては、税金から持ち出しすることなく、1台あたり4千円を徴収してしてしまっていいように思います。さらに、放置自転車を減らすためには、止めさせない工夫が必要に思います。近隣自治体の移送保管料(浦安市調べ)
千葉県 |
自転車 |
原付 |
東京都 |
自転車 |
原付 |
市川市 |
4,000円 |
8,000円 |
江戸川区 |
2,500円 |
3,500円 |
船橋市 |
2,620円 |
3,150円 |
江東区 |
3,000円 |
5,000円 |
松戸市 |
3,000円 |
6,000円 |
墨田区 |
2,000円 |
− |
柏市 |
3,000円 |
5,000円 |
葛飾区 |
3,000円 |
− |
習志野市 |
2,310円 |
4,620円 |
豊島区 |
5,000円 |
8,000円 |
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