1988年頃に発売されたプリメインアンプだ。
実家に置きっぱなしで20年以上使っていなかったが、寝室で使っていたアンプが壊れたので発掘してきた。
だが、さすがに古い機械なので、不具合だらけだ。
入力セレクターが動かない!
ガリが出ているボリューム類は放置するとしても、セレクターが動かないのはちょっと面倒だ。ボタン式のセレクターを押すと、モーターが回転する音がするが切り替わらない。
当時のカタログを見ると、「入力系のソースセレクトを背面端子内側で行う独自の方式"ダイレクトアクセスロータリースイッチ"を採用しています。ロータリースイッチの接点部は金メッキを施し、高品質を追求しています。」とある。
こいつが問題だったのだ。
要するにロータリースイッチをモーターで駆動するのだが、そんな仕組みはゴムのベルトが劣化したら動かなくなる。
分解してスイッチ部分を確認すると、なるほどあるはずのゴムベルトは解けてグリースのごとくへばりついていた。
掃除して、輪ゴムを長さを合わせてとりあえず取り付けてみた。
スイッチを押すと正しく動作することが確認出来た。
だが、この長さの角ベルト、秋葉原で探せば手に入るだろうが面倒だ...
とりあえず、輪ゴムを付けたまま、組み立ててしまった。
音は出るし、不具合の原因もわかったので、今回は見なかったことにして、入力は固定で使おう!(笑)
でもさすがに名器だ、音はかなりいい感じだ。