カーナビで渋滞情報を受信するVICS(Vehicle Information and Communication System)だが、こいつがそのうちに無くなる運命らしい。
VICSにかわって、DSRC(Dedicated Short Range Communication)を使ったITS(Intelligent Transport Systems)=高度道路交通システムなどが主流になるんだそうだ。
VICSでは、合計最大200km分の交通情報しか受けられなかったのに対し、DSRCでは最大1~4Mbpsのデータ伝送が可能なため、最大1000km分の交通情報を受信し、この情報を元に最適なルートを導き出したり、単純に渋滞情報を提供するだけでなく、高速道路上の危険な場所を知らせたりしてくれるんだそうだ。
すでに2011年3月から、DSRCによるITSスポットサービスの全国展開がスタートしており、全国の高速道路本線状を中心に約1600カ所にITSスポットが設置されている。
そんなに普及しているなんて知らなかった...
そして、従来のVICSは原則として新規には設置されない方針で、今後の道路交通情報はDSRCが主流になるんだそうだ。
それにしても、通信は日々進化しているんだな。