先日行われた新浦安文化村でのこと、ステージ開始前のサウンドチェックでちょっと不思議な現象があった。
特定の音だけなぜかびびるのだ。
チェックを進めると、パワーアンプの電源コネクタがちゃんと入っていなかったのだ。
気が付いてコネクタを入れ直したが時既に遅し、出力の最終段のリレーの接点が焼けてしまった模様で、やはり音はおかしいままだった。とりあえず、予備のアンプに切り替えてステージはなんとかなったのだが...
やっと時間がとれたのでアンプを開けてみた。
直径20センチほどのトロイダルトランスが入った立派なパワーアンプだ。
筐体を開けると、中にメモ書きがあった。
「2009年5月5日にFAN交換済み」そうだ、そういえば前回はファンが壊れて取り替えたのだった。
今回は基板に取り付けられたリレーを外さなくてはならないのでちょっと面倒だった。
工具箱の奥底にあった半田を吸い取る網を出し、丁寧に基板を壊さない程度に熱して半田を吸い取った。
意外にもあっけなく2個1組のリレーを外すことが出来た。
あとはこのリレーと同じ部品または互換部品を探して取り付けるだけだが、この部品を探すのがまた面倒だ。
ググっても出てくるのは海外サイトばかりだ。
日本の部品屋は小売りはしないのか?
リレー焼けちゃいましたか。でも念のために導通テストはしてみてください。
代わりの部品は、その基板の配線図(写真のところね)と現物のリレーを持っていけば、秋葉原で見つかるかもしれません。
どうしてもダメだったら、良く似た規格のリレーで別基板仕立てにするかな。
別基板も覚悟していましたが、さすが秋葉原!同じサイズ、同規格、しかも日本製のリレーがありました。とりあえず何とかなりそうです。でもかなり珍しいリレーらしく、専門店でも在庫4個を残すだけでした。
eBayで1個80ドルで売っているのを見て、ちょっとびびってました(笑)
さすが、秋葉原。「AKB48だけが名物じゃないんですね。」って言われないよう頑張っていますね。
ほんと、考えて見ればキャラメルサイズで10Aって珍しい部品だよね。