市内では、応急的な仮復旧が終わった地域から、本格的仮復旧がはじまっている。
本格的な復旧工事を行うには、予算問題や被害状況把握のための測量など、まだまだ手が付けられないだろう。
でこぼこしていた歩道もずいぶん歩きやすくなった。
インターロッキングが壊れているところは、アスファルトで平らにしたり、インターロッキングを取り除いたりして歩きやすくしてくれている。
今後、街の復旧工事で待たれるのは、沈んでしまった道路をどのように直すかの方針だろう。
どこを基準に高さを決めるか、大きな問題だ。
だが、道路に面した建物の復旧工事にも、汚水や雨水管の復旧工事もこれが決まらないと、手が付けられない。
測量もあちこちで開始されている様だが、現状を把握するだけでもかなりの時間がかかるだろう。測量している間に、予算の手当が出来ればいいのだが...復旧費用もあり得ないほどの額になるだろう。
前にも書いたが、復旧工事は二度と液状化の被害を受けないような工法で実施されなければならない。
それが、浦安市の将来を決めると言っても過言ではないだろう。
頑張れ、浦安!
管理人さんが4/11に掲載した掲記記事によると、一度液状化した場所は再度液状化しやすいとの事ですね。
私は阪神大震災も経験していて、(比喩でなく)グチャグチャになった神戸が見事な都市に再生したのを見ていたので、水が抜けた分固くなるのかと勘違いしていました。
再液状化防止には多大な費用・労力・時間がかかるでしょうが、阪神大震災の復旧に当たった企業などの意見も積極的に取り入れて神戸のような新生浦安に出来ると良いですね。
そう、こうなってしまった今、これからどのように復旧を進めるかが大切ですね。
駅前を中心にどんどんアスファルト舗装がされてきています。しかし
地盤改良をした様子はありません。インフラ復旧が最優先なのは理解で
きますが、一度舗装した後、再度剥がして地盤改良工事を行う気になる
か(官民含め)が少し不安なってきました。
そんな中、富士通総研 会長 伊東千秋氏の個人ブログで東北被災地観察
の感想+考察が乗っていましたが、その一部に強烈な印象を受けました。
※個人ブログなので引用しても大丈夫ですかね。
<千秋日記>
http://itochiaki.jp/senshu/
>『51 震災後90日目の被災地 (石巻)』
>あらためて、この石巻市の状況を見てみると、「津波に強い街づくり」
>などと新たな発想をする前に、未だ人口が少なかった昔は、何所にどの
>ように住んでいたのか、昔の人の知恵を、もう一度、掘り起こして見る
>べきではないかと考えざるを得ない。日和山の麓に住む77歳の古老は、
>「住んじゃいけない所に住んで居たんだよ。あそこは、昔、もともと海
>だったんだ。海は、海の都合で支配される。海とケンカしても勝てないよ」
>と一人でボソボソ呟いていた
とても掲示板にはかけない内容なので管理人様承認フェーズがある
ブログコメントに書きますが、自然とケンカする以上、TDR並みの対策を
推し進める覚悟が(行政のみでなく居住者側も含めて)必要なのかもし
れませんね。
※『地盤は直せ。しかしそのために自宅は壊させない。』では多分無理。
まだまだ、被害の状況も調査の途中といった感じなのでしょうね。
道路をどの高さで復旧するか決まらないと何も出来ないですからね。
これから正しい方法で復旧が進むことを願いたいです。