先日、友人が自分のメールのパスワードがわからないと電話をしてきた。
5年ほど前に、そのWEBとメールサーバーの構築をしてあげたので、当時の資料を見たら、サーバー管理のパスワードがわかったので、パスワードのリセットをしてあげることが出来た。
無事にメールが読めるようになった友人は喜んでいたが、きっとまた忘れてしまうだろう...
まあ、メールのパスワードならそれほどクリティカルでは無いので、忘れてもリセットしてもらえばいいだろう。
ただ、これが銀行口座のパスワードだったら...
今の社会は個人でもかなりの数のIDとパスワードを持っている。
例えば、ネットバンクなど、通帳も無い銀行口座を持っている人が亡くなったらその口座はどうなるんだろう?
家族もそんな口座の存在を知らないかもしれない。
これからの時代、そんなIDやパスワードを管理し、本人に何事かあったときに家族にその存在を知らせたりするサービスが必要なのかもしれない。
さらに考えれば、IDやパスワードを一元管理する様なサービスがあったら便利なのではないだろうか?
万が一、悪用されたときは取り返しの付かないことになるが...
これって大きな資本の会社が、新たなビジネスとしてサービスを提供しないかな。
IDとパスワードの一元管理は、その昔、NTT Comが現在のcocoaの前のオンラインストレージサービスの一部として提供していましたね。でも撤退してしまいましたが・・・
FireFoxではID/PWを記憶する機能があるのですが、はっきり言ってあちこちPCを使うと駄目ですし、Firefoxにうまく対応しないサイトもあり、難しいところです。
しょうがないので、手帳に書いていますが、家族にも内緒のアカウントについては、どこかにオンラインで遺言状を書いておくしかないのかもしれません。
やはりそうですよね。
あと10年位して、オンライン世代が定年を迎える頃には大きな需要が生まれそうな気もしますが...まだユーザーは気か付いていないのかもしれませんね。
大手IT企業の法人向けミドルウェア製品には社員用パスワード管理機能が既に含まれています(法人製品の必須要件になりつつあるため)。
個人向けにはIDManagerやRoboFormなど無料で高機能な管理ソフトがあるので、有償ではビジネスになりにくいかと思います。
というか、IDManagerあれば十分ですよ。USBメモリで持ち歩けますし、IDManager自体のパスワード1つだけ覚えておけば他は忘れてもOKです。
ご参考まで。
確かに一般的なパスワード管理機能でもかなり役に立ちますね。ただ、もっと進んだ貸金庫的なID管理機能を提供するサービスがあってもいいような気がします。