27日に「Yahoo! JAPAN」が米Googleの検索エンジンと検索連動型広告配信システムを採用するとの発表があった。
競合関係にあるYahoo!とGoogleがどうしたんだ?と思う人も少なくないだろう。
しかし、日本のYahoo!はちょっと事情が異なる。
日本のYahoo!は今年3月末時点でソフトバンクが38.6%、米ヤフーが34.8%の株式を保有している。
さらに、日本語という特殊な事情からか、基本的に米国のYahoo!とは異なり日本独自の技術や仕組みを取り入れているのだ。
今回の検索連動型広告配信システムを見てみると、日本では検索広告市場はGoogleが51%、Yahoo! JAPANが47%となっており、これでGoogleのほぼ独占となることになる。
これって独占禁止法に引っかからないのか?Yahoo!はお役所に事前に確認したらしいが、その回答がお役所仕事だったのではないか?
これで本当にいいのか?
もっと日本独自の方法でこの巨大市場を征服することはできないのか?
なんだか将来がとても不安だ。
一方検索を考えてみても、Yahoo!派とGoogle派がいるのに、今後はGoogleになってしまうのはちょっと寂しい。
実際に新浦安ナビを訪れるのはYahoo!からの方がGoogleの倍となっている。
日本では、ブランディングのたまものか、Yahoo!の方が使われているように思える。
検索エンジンにしても、検索連動型広告にしても、もっと日本独自のものを作れないのだろうか?そしてそのシステムを輸出するくらいのことをできるくらいになってほしい。
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