Google撤退

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米国的考え方ではあり得ない中国のネット事情だ。
ある意味Googleの決断は正しい。また、別の意味では正しく無いのだろう。
そのジャッジは時が経たないと誰にも解らないのかもしれない。

ただ、Googleが日本の企業だったら...きっと圧力に屈して従っていたのだろう。

個人的にはインターネットは自由であるべきだと思う。

インターネットはある意味世界中の人々が自由に接続できる。
その"自由"の中には、接続した人が自ら制限をかけるという自由も含むのかもしれない。
企業がインターネットに接続する場合、ファイアウォールを設けて社内のネットワークとインターネットの通信を制限したり、検閲したりするのは常識だ。
これと同じことを国レベルで行おうとするのが中国なんだろう。

ただ、企業が行うのと、国レベルで行うのでは大きく意味が異なる。
中国がこの点に気がつくのはどれくらい先になるのだろうか?
インターネットには誰でも自由に接続できるが、その"自由"という言葉に含まれる責任を中国が理解できれば接続制限や検閲などを止めてくれるのだろうか?

インターネットの接続に関して、国レベルでの検閲や制限が出来ないようなルールを決めることも出来るのではないだろうか?
そして、そのルールに従わない場合、インターネットへの接続を許さないという決断も出来るようにしてしまったらどうだろう。
非常に難しいとは思うが、それも一つの解決手段だろう。

Google中国の本社ビル前には、撤退を惜しんでGoogleの看板に花を手向ける市民が次々と訪れたそうだ。こういうことが出来る様になってきた中国はすごい、一昔前なら捕まっていただろう。もう一歩なのかもしれない。


 

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このページは、管理人が2010年3月24日 11:03に書いたブログ記事です。

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