日本レコード協会が、著作権者に無断でネット配信されている違法な音楽ファイルをダウンロードしないよう啓蒙することを目的に中高生を対象としたキャンペーン実施している。
同協会の2008年の調査では、携帯電話向けに配信されている違法な音楽ファイルの推定ダウンロード数は4億714万曲、正規に販売された3億2400万となり、違法ダウンロードが正規ダウンロードを大きく上回っているそうだ。
ダウンロードだけが問題なのではなく、他人のCDを借りてデジタルプレーヤーに音楽をコピーすることも違法だ。
確かに最近の中高生はCDのことを「マスター」と呼んでいる。
これは、コピー元という意味で、マスターがあればいくらでもコピーがとれることを意味しているのだろう。
音楽のダウンロード販売が実用的なものとなった今、街中から小さなレコード屋さんが消えてなくなった。
そしてCDという媒体そのものも化石の様な存在になりつつあるのだろう。
最近はCDの売り上げ枚数でなく、楽曲のダウンロード数も曲のヒットの度合いを見るのに使う。確かにダウンロード数は確実に数えられる。
デジタルになると困るのが音楽ファイルのやりとりをどの様に阻止するか?ということだろう。
ファイルを暗号化するとか、特定のプレーヤーでないと聴けないようにするとか、曲を守る方法を考えないとダメなのでは?
でもそんなシステムが普及するためには全世界で統一した規格が必要だし、システムを普及させなくては何の役にも立たない。
う~ん、難しい問題だ。
せめて中高生に違法なことであることを覚えてもらうのが精一杯か...
コメントする