季節の食卓

 

みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。

仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。 
中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。

複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい!って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね!

 

第56回 パパッとカンタン!ボリューム満点。
牛肉と漬物の炊き込みごはん。

「忙しい時に合間を見てパパッと準備、ボリュームのあるごはんを作りたい。」という方がいらっしゃったので、とりあえずコレ!という炊き込みごはんを作ってみました。
タイマーで炊いても大丈夫なので、「夜は出掛ける用事があるけれど、パパには炊きたてのごはんを用意しておきたい。」なんて時にもどうぞ。
炊き込む具の分量は一応目安を書いておきますが、適当で大丈夫。増減はお好みで。

<材料>

材料 (だいたい4人分)
3合
ごま油 適量
生姜(千切り) 2片
牛バラ肉(一口大)
150g
野沢菜などの漬物(粗みじん切)  200g
酒 
大さじ2
しょうゆ 
大さじ1
適量
ゴマ  
適量  

<作り方>

  1. 米をといで、ざるにあげておきます。

  2. ・生姜はよく洗って皮付きのまま千切り。
    ・野沢菜などのお漬物を細かく切る(適当でOK!)
    ・牛肉は一口大に切って、酒少々を振っておく

  3. フライパンにうすくゴマ油をしき、生姜を入れて、火をつける。

  4. 生姜の香りがしてきたら、牛肉を入れて炒め、色が変わったらお漬物を入れて全体を混ぜる。

 

  1. 米を炊飯器に入れ、酒・しょうゆ・塩を入れて、分量の水を入れてひとまぜ。上に炒めたものをいれて、スイッチオン!

  2. 炊き上がったら、さっくりと全体を混ぜて出来上がり。盛り付けたごはんにゴマを振ります。

<ワンポイントアドバイス>

 
  • 肉は、牛肉でも豚肉でも鶏肉でも、お好きなもので。米1合に対してだいたい50gくらいが目安です。

  • 入れるお漬物も、なんでもOKです。古漬けなど、塩気が強いものを使う場合は、ごはんを炊く調味料の塩を少なめに。

  • 生姜と一緒に高の爪を少し入れて炒めて辛味をつけてもおいしい!

  • 炒めてから炊き上げると、生肉では心配なタイマー炊飯も出来、肉の臭みも消えてコクも増します。

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