季節の食卓

 

みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。

仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。　
中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。

複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい！って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね！
 

第55回 残業で、コンビニしか行けない日でも大丈夫。
秋の甘栗スパゲッティ。

スタッフの“にい奈”に「秋だね。何食べたい？」と聞いたら、「栗」でした。
「でも・・・仕事が終わってからだとスーパーも開いてないし、栗の鬼皮を剥く時間も体力もないので、コンビニで手に入る甘栗や甘露煮を使った栗メニューがいいな。」
うん。ごもっとも。
というわけで、甘栗を使って、忙しくても秋を感じられるような、深夜に帰ってもパパっとカンタンに出来ちゃうパスタを考えてみました。

<材料>

材料　（2人分）
オリーブオイル 大さじ2
にんにく 1片
ベーコン 4枚
しめじ 1/2パック
まいたけ 1/2パック
甘栗 2袋（120gくらいのもの）
スパゲッティ（乾麺） 180g
塩 適量
黒コショウ お好みで

＜作り方＞

  1. 鍋にたっぷりの水と塩を入れて、スパゲッティを茹でるお湯を沸かします

  2. ＜湧くまでにソースの準備＞
    ・甘栗を袋の上からざっくり潰します。塊が残ったままでもOK
    ・にんにくを潰して粗くみじん切り
    ・ベーコンを1/8くらいに切る
    ・しめじは石づきを切り落としてバラしておく
    ・まいたけも、一口大にバラしておく

  3. 湯が湧いたら、スパゲッティの袋の表示通りに茹でる

 
  1. ＜茹でている間にソースを作ります。＞
    フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で温め、香りが出てきたら、中火にしてベーコンをバラしていれます


  2. ベーコンから脂がでて、クルリと丸まってきたら、きのこを入れ、軽く塩を振って炒めます

  1. きのこを箸でつついて、プリプリしてきたら、潰した甘栗をいれ、スパゲッティの茹で汁を250ccくらい入れて全体をよく混ぜます

  2. 茹であがったスパゲッティの水気を切って、フライパンに入れてソースとからめ、お好みで黒コショウを振って出来上がり


＜ワンポイントアドバイス＞

 

  • 潰した甘栗と茹で汁を混ぜることで、麺にからみやすいトロっとしたペースト状のソースにします。

  • 少しゴロゴロと甘栗の塊があると、栗の食感が楽しめて良いです。

  • きのこは、炒めすぎるとシャキシャキ感がなくなるので注意。

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