甘藷(かんしょ)とも言われ、主に関東から南で栽培されています。鹿児島では、唐からやってきたので「唐(から)いも」と呼ばれ、その他の地域では薩摩からやってきたので「薩摩いも」と呼ばれているのだそうです。数え切れないほどの種類があり、色の美しさ、糖度、でんぷんの含有量や大きさなど、それぞれに特徴があります。主なものをいくつかご紹介。
「紅あずま」
千葉県の名産で、関東では一番人気の品種です。8月頃から新いもとして出荷しているところもありますが、甘味がのってくるのは10月頃から。甘みが強くホクホクしているので、やきいも屋さんがよく使っています。無農薬無化学肥料栽培のものもありますので、良いものを選んで、皮も一緒に食べたいですね。
「金時」
川越の特産。生では白っぽい身が加熱すると華やかな黄色に。きんとんなど和菓子にむいています。
「安納(あんのん)いも」
数年前から注目されている種子島の在来種。糖度が高く、蒸かすだけでスイートポテトのよう・・・と言われていますが、保存性が悪く、カタチが不揃いになりやすい(市場に出荷出来ない)ため、農家が自家用に栽培していましたが、産直で出回り始めました。ロコディッシュでも時期になると安納いもをお出ししていますが、お客様もその甘さにびっくりされます。今年は、その中でも「安納みつき」という品種をお出しする予定です。
「紫いも」
主に鹿児島・沖縄で栽培されています。美しい紫色の身が特徴で、菓子に使われています。色の方が重要視されていて、実は糖度は低いので、菓子にする時は当然砂糖で甘味を補っているのですが、今年、糖度が高く焼き芋や蒸かし芋に適する「こがね紫」がロコディッシュにやってくることになりました。そこまで糖度が高い紫芋は、私も初めてなので、今から楽しみです!
「黄金千貫(こがねせんがん)」
これを忘れてはいけません。芋焼酎の原料です。南の方で栽培されているので、関東では生の芋をあまり見かけませんが、焼酎にしなくても、蒸かしたり、焼いたりで、とってもおいしいみたいですよ。私もまだ食べたことないのですが・・・ |