みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。 仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。 中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。
複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい!って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね!
ロコディッシュのスタッフに「季節の食卓8月号はどんなメニューにしたらいいかなぁ?」と聞いてみたら、「もう、昼間は暑くて火を使いたくないの。とにかく火を使わなくていいメニューを教えて!」
それでは早速、火を使わずにおいしい食卓です。
夏らしい濃い色のお野菜たちを使って、ワンプレートに盛り合わせました。白い大きな器に、色でグループ分けして盛り合わせ。似た色の食材を集めてメニューにするのも楽しいものです。
それでは、お料理の説明です。
にんじんと、トマトでオレンジ色のごはんを炊きます。
生野菜もマリネにすると食べやすいです。色も味も自己主張の強い夏野菜と、クセのないモッツァレラチーズやお豆腐に、和の香りを少し加えて、さわやかなマリネにしました。普段フレークが多いツナも、ブロックでボリュームを出して、充分主役になれる栄養バランスの良いお野菜料理です。
コリンキーは、皮ごと食べられる生食用のかぼちゃです。今回はオレンジで漬けました。ピクルスにも合うので、今なら火を使ってもいいかな…と思えるような涼しい夜に、ピクルス液を作って漬け込んで、冷蔵庫に入れて保存しておくのも、日中火を使わないコツです。
それでは、火を使わずにおいしい食卓の今回の主役。
まず、名前がステキ! スナック菓子のポリンキーのキャラクターの顔が出てきて、つい「♪コリンキー コリンキー♪」と歌ってしまうのは、私だけじゃないはず!
生食用の改良されたかぼちゃの種類ですが、かぼちゃの味は・・・しません。瓜なんだなぁー。という感じです。歯ごたえがシャキシャキしていて、とっても夏らしいさわやかなお野菜です。味にクセがないので、どんな味付けでもおいしくなじんでくれる万能なお野菜。 ささっと炒めものにしても、今回のようにお漬け物で保存してもOK!
夏ですねー♪ !!