季節の食卓

 

みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。

仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。 
中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。

複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい!って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね!

 

第38回 おいしいお夜食作ろう!! 鶏ねぎ塩やきそば

4月は出会いの季節ですねー!新しい仲間と飲みに行く機会も多くなります。飲み会の間、知らず知らずのうちに緊張したり、気を遣ったりしていて、家に帰ってきたら「あーお腹すいちゃった!」なんてこと、ありませんか?そんな時に食べたいお夜食といえば・・・焼きそば!!私の場合、お昼に食べたい焼きそばとも、お祭りで食べたい屋台の焼きそばとも違うことが多い。
たとえば、こんな感じの〆の焼きそば。

  • シンプルで、飽きずについつい箸が進む味。 
  • 簡単ささっと調理。でも、インスタントの味はイヤ。
  • ベーシックな食材で、食べ疲れない。
  • 胃もたれしにくい。

    では、〆の焼きそばを作ってみることにします。

    材料(2食分)
    鶏もも肉 1枚
    しょうが 親指一本分くらい
    酒 100cc
    白ねぎ 1本
    岩塩 小さじ1/2くらい
    サラダ油 適量
    焼きそばの麺 2玉
    こしょう(こしょうの色は、お好みで)

<作り方>


鶏ねぎ塩だれを作ります。(作り置きOK!!)

  1. 生姜を千切りに、白ねぎ(青い部分も全部)を斜めに薄く切ります。
  2. 鶏もも肉に火が通りやすいよう、厚みのある部分は皮がついていない側に数本切り込みを入れておきます。
  1. 鍋に生姜を敷き、その上に皮を上にして鶏もも肉を置き、酒100cc、水100ccを入れて強火にかけます。
  2. 沸騰したら弱火にしてぴったりフタを閉め、10分。
  3. 鶏の中まで色が変わっていたら火を止め、切った白ねぎの白い部分を入れてフタを閉めて放置します。
  4. 粗熱が取れたら、フタを開けて鶏もも肉を手で細かくほぐし、岩塩 小さじ1/2を入れて軽く混ぜます。

**ここまで作って冷蔵庫に保管しておくと便利です!*

  1. フライパンに油とねぎの青い部分を入れて中火にかけます。
  2. 麺を入れて、ほんのり焦げ目がつくくらいまで強火でしっかり炒めます。
  1. 作っておいた鶏とねぎを汁ごと入れ、水気がなくなるまで強火のまま炒めます。
  2. 味見をして塩が足りなかったら補い、こしょうを振って出来上がり。

<ワンポイントアドバイス>

 

 

  • 鶏肉は少ない水分で蒸すので、火が強すぎると水気がなくなって、こげつきやすくなります。沸騰後は弱火で充分火が入ります。火加減に注意しましょう。

  • 鶏塩だれは事前に作り置きしておくと、酔っぱらって帰ってきても炒めるだけなので便利です。

  • 焼きそば麺を炒める時、冷蔵庫で冷たく固まっていたら、レンジに45秒(2玉分)かけてから炒めるとほぐしやすくなります。

  • 焼きそばを炒める油は、少ないほど味がすっきり、多いほど麺に焦げ目がつきやすく香ばしく仕上がります。お好みでどうぞ。迷ったら大さじ1杯くらいで。


おうちでもLocoDish!!テイクアウト&宅配メニュー