季節の食卓

 

みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。

仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。 
中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。

複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい!って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね!

 

第37回 串フライ持って、ピクニックに出かけよう!

LocoDishから歩いて2分の浦安市総合公園。よくふらりと海を見に行きます。夏はアイスを、冬はコーヒーを片手に。
ピクニックが気持ち良い季節になりましたね!お弁当を作る…というほど気負わずに、ササッとおつまみ持ってお出かけしませんか?盛り付けや、弁当箱のこともあまり気にせずに。
手で持って食べられる、串フライ3種のレシピです。中身と衣の組み合わせで、いろんな種類が作れちゃう!
想像と違う味のものが出来ることはあっても、料理に失敗はありません。出来上がったものが完成形。楽しく作って、楽しくお出かけしましょう!

<作り方>


衣を3種用意します。
<柿の種>
柿の種をミキサーで粉末状にします。
粉末に出来れば、他のせんべいでもOKです。濃い目の味のものがおすすめです。

<あられ>
小さな粒は、そのまま使います。

<ピーナッツ>
ミキサーで粉末状にし、パン粉と混ぜます。
アーモンドプードルでも美味しくできます。

中身を用意します。
家にあるもの、好きなもので作ってみましょう!
今回の中身は、
バナメイエビ・カリフラワー・豆アジ・山形牛味噌漬・アボカド
です。
火が通りやすいように、一口大に切っておきます。


 
  1. 材料に小麦粉を薄くまぶします。
    ビニール袋に入れてシャカシャカすると、ムラなく薄くまぶすことが出来ます。小麦粉の量も抑えられて、経済的ですよ!
  2. 卵1個にティースプーン1杯程度の水を足して、よく溶きほぐし、小麦粉をつけた材料全体につけます。
    卵白だけを使うと、衣が薄つきになりやすいので、衣の食感よりもヘルシーに仕上げたい方は、卵白だけを使うと良いですよ。
  3. 用意した衣を軽く押さえるようにしてつけます。
  4. 鍋に油を入れて火にかけ、180℃に温めます。
    パン粉を少し落として、そのパン粉が沈んで鍋底につかないうちに、すぐ浮き上がってくるくらいが適温です。
  5. 具材をそっと入れます。油ハネや、食材の崩れが心配な方は、おたまや網じゃくしに具材を入れた状態で、おたまごと油に沈めて、そっとおたまだけを引き上げると、上手に入れられます。
  6. はじめに大きな泡が出て、だんだん細かな泡に変わります。細かな泡が均一に出てきて、少し静かになったら出来上がりです。
  7. 油から引き揚げたら、出来る限り早く鍋の上からペーパーや、網の上に移して余分な油を切ります。ここで蒸気を飛ばすことでサクサク感が長持ちしますので、上にはものをかぶせないようにします。
  8. 食べやすいように、串に刺します。

<揚げものワンポイントアドバイス>

 

 

  • 卵にほんの少し水を入れてから混ぜると、サラサラの液体になりやすく、食材に塊でつくことがなくなって衣が均一になりキレイに仕上がります。

  • 揚がった食材の油を切る際は、揚げ油から蒸気が出ているので、それを吸ってしんなりしてしまわないように、揚げ油の真上からはなるべく早く外すとサクサク感が続きます。

  • しっかり味がついている衣を使うと、調味料などのソースなしでおいしく食べられます。ピクニックにぴったりですね!