浦安市が技術検討委を設立し、液状化対策を行うことになった。
「液状化対策実現可能性技術検討委員会」では、地下水をくみ上げて地下水位を下げる工法も高洲地区で井戸を実際に4本掘り実証事件を行うそうだ。
でも、海の中に海から汲み上げた砂を貯めた新浦安地域において、地下水を下げることはかなり難しいのは素人の俺が考えてもわかる。
護岸がコンクリートで数十メートルまで固められているならまだしも、杭すら打たれていない護岸で囲まれた新浦安で地下水位を下げることは不可能だろう。
もちろんすごい性能のポンプで24時間地下水を吸い上げ続ければ別な話だが、停電になったら終わりだ。停電になると液状化が起きる不思議な街になってしまう。
思うにお金はかかるが、コンクリートを注入する以外はほとんど効果は無いだろう。
今回の地震では、想定外の深さまで液状化が起きていたことは誰もが知っているはずだ。
そんなことは、建設中に被害に遭った建物で検証済みのはずだ。
俺が思うに、本当にこれから必要な地震対策は、境川河口の水門の設置と護岸の強化の2点だと思う。
それ以外の地震対策はコストパフォーマンスを考えると、実現し得ない物ばかりだ。
どんな杭を打っても、護岸がいい加減な作りで動いてしまったら、確実に海水が地盤に流入する。さらに、小さな津波でも川を上って市役所脇の水門にぶつかればかなりの被害が出るだろう。
専門家はなぜわからないのだろうか?
素人の俺がちょっと考えただけでもこんな風に思えるのだが。