Windows95全盛の頃、まだまだパソコンも高価だった。
少しでも安く、高性能なパソコンを手に入れるため、どうでもいい部品は安いものを買い、CPUやメモリーなど主要部品は高品質なものを選んでパソコンを組み立てていた。
その頃、CPUのクロックを規定以上に上げ、1クラス上のCPUと同性能にすることがマニアの間では流行っていた。オーバークロックとかクロックアップだとか言われていた技術だった。
CPUメーカーも、規定値以上のクロックで動作させれれてCPUを壊されることを防ぐために、いろいろ対抗していたがマニアはいろいろな方法でクロックアップを実行していた。
安い価格で、1ランク上の性能が手にはいるのだから、ちょっと得した気分だった。
その頃以来、CPUのクロックアップはやったことも無いが、今日雑誌の読んでいて驚いたのは、液体窒素と液体ヘリウムを使い、摂氏マイナス232度までCPUの温度を下げて、6.5GHzまでクロックアップさせて、世界新記録を作ったとの記事だった。
まあ、ほとんど実用性のないクロックアップだが、記録には違いないのだろう。
高くつく遊びだ。