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桑畑+蚕+繭+絹

日本が近代国家になる前から、絹は日本の工業製品として有名だった。
そして、外貨を稼ぐための大切な製品でもあった。

ただ、現代では、絹で連想するのは着物くらいだ。

そんな日本の絹がまた再び注目されつつあるようだ。
とは言っても、すでに日本で絹糸を生産することは非常に難しく、輸入した絹を加工することが精一杯のようだが...

大昔から日本人が育んできた日本の絹をこのまま廃らせてしまうのはもったいない気がする…そんな風に思っていたので、群馬県の桐生市まで絹を見に行ってみた。
桐生は、日本で最初の製糸工場があったり、今でも操業を続けている染色工場があったりと、日本を代表する絹の街なのだ。

数軒の工場を見学し、地元で絹に携わっている方々といろいろな話をした。

工場を見学して思ったのは、完全に時間が昭和で止まってしまっていることだ。
ただ、その後地元の方々と話をしてみると、今でも日本の絹は世界で脚光を浴び、日本国内より海外での人気が高いことや、着物だけでない絹の使われ方など、とても興味深い話が聞けた。
なるほど、歴史がある分、とても奥が深い。1日話を聞いたり、見学したくらいではほんの少しだけしかわからない。

でも、強く感じたのは、日本の絹産業はまだまだがんばれるし、日本の絹は素晴らしいということだった。
もう少し絹のことを調べてみよう。

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