中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」で、東京湾沿岸の現時点での高潮防護能力の検証及び長期的な気候変化に対するリスクの把握を目的とした高潮浸水想定の検討結果の報告があった。
では、浦安はどうなるのか?
報告書の中から両極端な場合の例を抜き出して見た。
http://www.shinurayasu-navi.com/topics/2010/flood.html
「海岸保全施設等の機能は正常、伊勢湾台風級、温暖化による水位上昇を考慮しない」場合は、新町と中町で1メートル以内の浸水、だが、「全水門開放及びゼロメートル地帯で破堤、伊勢湾台風級、温暖化による水位上昇を考慮(+0.6m) 」となると、浦安市のほぼ全域が浸水した上、浦安駅周辺では2~5メートルも浸水するとの予想が出ている。
浦安市では、以前より水害のハザードマップを作っているが、今回の報告とほぼ似たような結果になっていたように記憶している。はやり、こういう予測がある以上、水害に対して何らかの対策を講じておく必要があるのだろう。
特に新町地域は、三番瀬が埋め立てられる前提で全てが計画されたままなのが気になる。境川河口には最終的に水門が設けられる予定になっていると聞いたことがあるが、それもいつ実現されるかは不明だ。
最近では舞浜の護岸が高潮対策のために改修されたが、その他の地域は大丈夫なのか?
特に水害の対策は県が担当しているが、予算が厳しい県の対応は遅いのも気になる。
さて、この結果を受けて、どんな対策がとられるのか...