たまには真面目な話。
俺がコテコテの日本のいわゆる同族会社から、バリバリの外資系社員30万人の巨大な会社へ転職した頃、米国でも既に社会の構造が変わろうとしていた。もちろん政府も指針を出していた。
転職して感じたのは、ビジネスのスピード感が全く異なること、異常に早いのだ。
さらに、完全に能力制で、年齢に関係なく仕事ができる人が上に立つのだ。
これが転職してまずびっくりしたことだ。
入社した外資系の会社は、3つの会社に分割された。
その後も次々と現れるベンチャー系の会社と戦うために、会社は年々スリムになっていった。もちろん大企業であることを生かしたビジネスも行いながら、小さなベンチャー起業を買ったり、不要な事業から撤退したり、様々な試行錯誤を繰り返してビジネスを行っていた。それでもまだまだ大企業病からは脱却する事は難しく、結果的にどんどん衰退して別の会社と合併に至った。
日本の企業も努力しているが、今思えばあの時の俺がいた会社と比べると、まだまだ努力が足りないように思える。
近年、東芝や神戸製鋼など、大企業による不正が問題になっていたが、それって末期症状なのかもしれない。その後立ち直れない企業は消えて行ってしまうだろう。
日本の企業ももっともっとグローバルな視点で経営を行わないと。他国の企業に負けてしまうだろうし、なりふり構わず商売を行う発展途上にある国々の企業には何をやってもかなわないのかもしれない。
頑張れニッポン!