世界の携帯電話市場で4割近いシェアを持つノキアが、日本での携帯電話端末の販売および販売活動を打ち切ると発表した。
世界の携帯電話市場で4割近いシェアだが、日本では1%程度のシェアしかない。
世界中の携帯電話事業者がほぼ同じような規格で事業を進める中、日本の携帯事業者は独自規格で事業を進めてきた。
その結果、日本はガラパゴス化してしまったのだ。
今のご時世、この小さな国の小さなビジネスを成功させるために、海外のメーカーはもちろん、日本のメーカーでさえ、巨額の投資を躊躇するのだ。
最近になって、グローバル端末が若干売れつつあるようだが、iモードや着メロなど、日本独自のサービスに魅力を感じているユーザーが減らない限り携帯鎖国は続くのだろう。
それにしても気になるのは1週間前に発表された同社の国内携帯電話事業への参入だ。
端末を売らずに携帯事業だけ行うのか?
(高級ケータイ部門「Vertu」については対象外らしいが...)
いずれにせよ、現在の携帯事業のビジネスモデルが変わらない限り、日本のガラパゴス化は続かざるを得ない。
そうではなくて、ノキアはMVNOで推進する(通信事業者に買い取り販売してもらうのを止める)と言っているのです。
<携帯端末“鎖国”に終焉 日本通信、MVNOで大手に風穴>
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0811/26/news016.html
上手くいくかどうかは微妙な所ですが、携帯鎖国状態に対する良い方の一歩である事は間違いないです。
う~ん、
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42960.html
には、以下の通りの説明があります。
「ノキア・ジャパンによれば、今回の販売打ち切りの対象は、ノキアブランドで提供する直販の携帯電話端末だけではなく、キャリアブランドで販売されるモデルも含んでいるとのことで、日本国内での端末販売・供給から一切手を引くことになる。2009年上期中に販売活動を取り止める。」
一応、すでに販売された端末のサポートは継続して行われるそうです。
MVNOはまた別の話の様です…