総務省の有識者会が、固定電話の通信網を2025年頃、インターネット技術を使った回線に置き換える方針を決めたんだそうだ。
考えみれば、今までアナログな交換機が使われ続けてきたこと自体がおかしい!
かなりまえからIP電話という技術は実用化されていたし、フュージョンコミュニケーションズなど、IP電話の会社も成立していた。
さらに、050ではじまるIP電話もかなり使っている人が多くなっている。
そのうえ、CATV網を使った電話は通常の電話番号で使える様にもなっていて、これはこれから移行する固定電話のIP化と同じ技術だ。
確かにNTTが固定電話を全てIP電話に置き換えるのはかなりの投資が必要だろう。
ただ、交換機の保守料金を考えるとやむをえないのだろう。
ナンバーポータビリティや距離別料金の廃止なども導入されるようなので、ユーザーに取ってはいいことが多いように思う。
ただ、気になるのは呼損率がどうなるか?
緊急電話の対応は本当に大丈夫なのか?
さらには列車呼など従来あった特殊な通話はどう扱われるのかなど、課題も多いのかもしれない。
いずれにしても、昭和の遺産“固定電話と電話交換機”は、IP化され今時の仕組みに生まれ変わるべきだ。