浦安LOHAS
 
 

2008年9月号


できるところから始めよう

浦安の街は、新旧の文化が地域によって混在するすばらしい街です。
やっと過ごしやすい秋の夜になってきましたが、ふと見る浦安の夜景は、旧町では黄色っぽく人情が溢れ、新町では白っぽくて清楚な雰囲気を感じます。
照明器具は街の夜を演出し、街の人々の安全を保障する、現代では大事な生活必需品です。

「浦安LOHAS」。今回は文化的な生活を楽しみながら自然と共生する大事なアイテム、照明器具について考えてみましょう。

照明器具にはいろいろな種類がありますが、これまで主体だった白熱球や蛍光灯に代わって、今世間で話題となっているのがLEDです。
LEDは、「Light Emitting Diode」の略で、日本語名は発光半導体(発光ダイオード)です。半導体はトランジスターの動作原理で有名ですが、LEDは電気を流すと光を自ら発生するという珍しい電子素子です。
照明器具の第一世代はローソクやランプなどの燃焼光、第二世代は白熱球などフィラメントに電気を流すことで光る電熱光、第三世代は蛍光灯など電子のガス放電によって光る放電光です。
これに対して第四世代の照明と呼ばれるLEDは、自らが通電によって余分な熱を発生しないで発光するため、非常に電気効率の良いデバイスです。同じ光量を得るための電流が少なくて済みますから、電力消費量が少なく地球温暖化の抑制になります。 また、非常に長寿命であるため、高所や狭所、交通の頻繁な場所などでの保守性や信頼性も高く、発熱が無いため火傷の危険性もありません。それに、光の色をさまざまに変えたり、小型のレンズと組み合わせて光る角度を調整することも容易で、明暗の区別をはっきりとさせることが出来ます。
このように、LEDは利用しやすいうえに、地球にも家計にも優しい「夢の照明器具」なのです。

LEDの原理は20世紀初頭に既に発見されていて、炭化珪素に電流を流すと発光することが確認されています。現代のような身近な技術に至ったのは1960年代以降のことで、まず赤色と緑色が最初に開発され、70年代に黄色、90年代には日本のメーカーによって青色が開発されました。これで、色の3原色(RBG)が揃い、どんな色でも出せるようになったのです。
皆さん、最近、浦安の街の交通信号機の色がくっきり・はっきり見えませんか?
よく見ると。小さな光源がたくさん並んでいますね。それはもうLEDに交換されているのです。
LEDは、最初は小さな表示ランプから始まりましたが、現在では携帯電話やデジタルビデオカメラ、PDAなどの電子機器のバックライト、大型ディスプレイ、通行表示器などの表示器具として急速に広く普及してきました。
今後も自動車用ランプ、家庭用の一般照明用光源としても広く普及していくことが期待されています。
皆さんのおうちの照明も、LOHASなLED照明に少しずつ代えてみませんか?

Written by S ARAKI


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