季節の食卓

 

みなさん、こんにちは。フードビジネスコーディネーターの加賀谷恭子です。

仕事がら、いろんな食材を扱って調理をしています。食材は、季節ごとにおいしいものがあって、それは普段忘れかけている昔ながらのものもあれば、新しく生まれたものまで、本当に様々。折角ですから、これから私が出会ったいろんな食材を少しずつ取り上げて、食材のことから考えて作る“季節の食卓”をテーマに、コラムを毎月更新していこうと思っています。 
中でも、私はお野菜を中心とした極々シンプルな調理のごはんを得意としております。だって、農家のみなさんが手間隙かけて作った、自然のチカラが溢れんばかりのお野菜に触れると、余計なことはしちゃいけないなって思うんですよ。お野菜とじっくりお話して、一緒に調理法を決めたりしています。

複雑な調理や、派手なディスプレイはしません。普段、おうちで出来て、いつもよりちょっぴりステキ…という食卓を提案していきます。食べ物を見たり、触ったり、おうちでのごはんが楽しい!って思っていただけたらうれしいです。気が向いた時に、ふらりと見に来てくださいね!

 

第67回家飲みも、キャンプにも!
レーズンバターを作ってみよう。

友人たちと、子どもの頃によく食べたもの話をしていたら「レーズンバター」が出てきました。無性に食べたくなって、スーパーの乳製品コーナーに行ったら…レーズンバターがない!!
数日後、キャンプに行く時もレーズンバターの話になり「キャンプでレーズンバターがあったら、おつまみにもなるし、パンにのせてもおいしいね!」と。それから、何軒かスーパーに立ち寄ったのですが、レーズンバターにありつけませんでした。運が悪かったのか、こうも重なってくると、もうどうしても食べたくなってきて。作っちゃえ!ということになりました。混ぜるだけで簡単だし、1回でみんなで楽しめる量が作れるし、冷凍保存も可能です。
そして、せっかく手づくりするならオリジナルで!レーズンだけではなく、ドライフルーツミックス
を使い、ラムに浸したものと、キャラメルシロップに浸したものの2種を作りました。
この夏、手づくりレーズンバターで、楽しい週末を~♪

<材料>

15㎝~20㎝くらいの棒2本分。味を変えて2種作ります。

有塩バター

1箱(100gくらい)

ドライフルーツ(トロピカルミックス)

30gくらい

ラム酒

適量
キャラメルシロップ 適量
*またまた、分量は適当でOK!のお気軽レシピです。お好みでどうぞ。

 

<作り方>

  1. ドライフルーツの半分にラム酒を、もう半分にキャラメルシロップをひたひたになるくらいに入れて、一晩漬けておきます

  1. バターを常温で柔らかくしておきます
  2. バターを半分に分け、それぞれボウルに入れて白っぽいクリーム状になるまでゴムべらで混ぜます
    *水と油は混ざりにくいので、ボウルやゴムべらは、しっかり水気を拭いてから使いましょう
  1. ラム酒に浸したドライフルーツ、キャラメルシロップに浸したドライフルーツを、水気を切って、それぞれのバターに入れてしっかり混ぜ合わせます
  1. ラップの上にのせて、棒状にのばしていきます
    *うまくいかない場合は、巻きすを使うと良いです
    *ラップがピンと張るようにすると、表面がキレイにできあがります

  2. 冷蔵庫で冷やし固めます
    提供前に好きな厚さにカット
    *余ったら冷凍庫で保存もOK。食べる前に冷蔵庫に移しておくか、自然解凍してカットします。



<ワンポイントアドバイス>

  • おつまみには、薄めに切って。氷の上に乗せておくと、長時間冷たいままおいしくいただけます。
    氷の上に直接置くとベタつきますので、器やキレイに洗った葉っぱの上などに置いて、可愛らしく盛りつけて。今回は、ビーズで作ったコースターに乗せました。
  • キャンプの時も、クーラーBOX保管で。野外で、お酒と冷たいレーズンバターは最高ですよ~。
  • 厚めに切って、トーストに乗せてもおいしいです。
  • くるみや、アーモンドなどもよく合い、また違った食感を楽しめます。ナッツは、バターと混ぜる前に細かく刻んでおくと、提供前の薄切りがうまくいきます。
  • ドライフルーツを浸す液体も、ブランデーやバニラシロップなど、お好みで。

手づくりミックスフルーツバター(ラム風味/キャラメル風味)はNEOでもお召し上がりいただけます。

NEO(当代島 市民病院交差点)

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