パソコンの低価格化
先週も採算が合わないと三菱電機が洗濯機事業をやめるとの発表があった。
家電業界も淘汰が進み、各メーカーの特徴が出てきたように思う。
オーディオ機器から撤退が進んだときのように、メーカーは生き残りゲームを続けている。オーレックス、ローディー、オットー等々、今ではそのブランドを覚えている人も少なくなったかもしれない。
パソコン業界はまだまだ新しい業界だが、今年に入ってネットブックに代表される低価格ノートパソコンが出てきたことでかなりインパクトがあった。
まだまだ技術革新が進んでいる製品にも関わらず、低価格化が進んでいる。
さらに、ソニーがデスクトップパソコンから撤退し、富士通が欧州でネットブックの販売を開始するなど、パソコン業界も大きく変化しつつある。
さて、どこまでパソコンは安くなるのか?
思うに現在の普通のノートパソコンは、高くても10万円程度になってしまう。
さらに、安いノートパソコンは3万円台後半くらいまで下がるのではないだろうか。
20万以上する高価なパソコンが消える日も遠くないように思える。
市場の競争原理は消費者にとってはとてもいいことだが、過剰な競争は市場も悪影響があるように思える。消費者が商品の価値を見極めて正当な評価に基づく価格を支払えるようになればいいのだろうか。いや、そんなことは出来ない...