VIP車両の警備
首都高を通行止めにして空港と迎賓館を行き交う国賓。警備のためにたびたび首都高が一時的に使えなくなる。まあ仕方の無いことなんだろう、日本国内でテロの餌食などになったら国際的にどんな問題に発展するかわからない。ビルの上から見ていると、うまいこと車両を誘導し、車列が通る部分だけ他の車両が走れないように調整をする。いつ見てもなるほどと思わせるプロの技だ。
昨日の朝、東雲から銀座を抜け国会議事堂付近を走行中に、突然どこからともなく外交官ナンバーを付けた黒塗りの車が現れ、その車の周りを覆面パトカーが数台で警備していた。
広い道の真ん中をとろとろ走っているので、左側から追い抜こうとしたら、覆面パトカーに幅寄せされた上、箱乗りの警察官が抜かさないようにと怒鳴っている。
なんだそれ???だったら最初からちゃんと警備しろ!!!
仕方なく行列の後ろをとろとろついて行くと、気が付けばご一行の右側車線が空いていた。チャンス!ウインカーを右に出してセンターラインよりの車線に車線変更、ひょっとしてまた怒られる?と警戒しながらアクセルを開けるが警備車両は気が付いていない!
しめた!とさらにアクセルを開けるとあっという間に外交官ナンバーを付けた車両の横を通って車列の先頭まで抜けられた。俺に悪意があったら...と思いつつも会社へ急ぎ、遅刻することなく会社へたどり着けた。