9.11
あのニュースを見た翌日会社へ行ってメールをチェックすると、アメリカのデザイン会社から届いているはずのメールが来ていなかった。あわてて電話をすると、何回かけても話中だった。
あのビルの下には幹線となる回線が通っていたとのことで、電話がつながらないのはそのせいだと思った。
しばらくすると、アメリカの同僚から電話がかかってきた。「大変だ!ニュース見たか?」と電話の向こう側から興奮気味の声が聞こえた。
話を聞くとメールを送ってくれることになっていた会社は、あのビルの中に入っていたとのこと...一瞬言葉を失った。知らせてくれたお礼だけを言って電話を切った。お互いに仕事に重大な影響が出ていることは認識していたが、それ以上考えられなかった。
半年間のやりとりでできあがった成果を9月11日に受け取る予定だった。
顔を合わせたことは無いが、毎週電話で話した彼らは一瞬にして世を去った。
決して忘れることのできない、悲惨な出来事だ。
戦争、テロ、この世から最も無くなってもらいたい、無くしたいことだ。
あのとき、あわててNYの友人に電話をすると、元気そうな声が帰ってきたのが何よりも救いだった。
コメント
そうでしたか~!
私が御社を去ったのが2001年8月末だったのですよ。
いつもな~~んの悩みもなさそうな管理人さんに、そんな悲しい思い出があったなんて!
投稿者: Manji | 2006年09月12日 19:00