大停電の教訓
停電が起きたときは、ブレーカーが落ちた?
っと、停電が起きることを予想していなかったので、ブレーカーをチェックした。
でも、ブレーカーには何の異常も起きていない。
我が家にはバッテリーでバックアップしてあるパソコンが数台あり、その無停電電源装置の警報音が鳴り響いていた。
マンションの通路に出てみると、隣近所の人々も通路に出てきて「停電ですね」と確認しあった。
しばらくして家に戻ると、バックアップバッテリーが消耗し、パソコンは見事に自動シャットダウンされていた。これも災害時にデータを守る備えなんだが、まさかそんなことが起きるとは予想もしていなかった。
しばらくすると、消防車や救急車が見えたので、カメラを持って階段で取材に出動。
信号は止まり、コンビニは暗闇で営業を続けていた。
消防車の出動は、エレベーターに閉じこめられた人の救出だった。
自宅マンションに戻り、管理人室に行ってみると、警備員さんが忙しそうにしていた。
エレベーターに閉じこめられた人がいないか確認し、各棟の自動ドアを手動で開き、駐車場のシャッターを手動で開けてと、警備員さんだけでは大変な状況だ。
とりあえず、警備員室で待機すると、何人かの人がやってきた。
鳴りやまない電話の応対などを手伝った。
停電が復旧してからも、ポンプの圧力低下でエア抜きをしないと水道が使えない状況が続き、水道が出るまでにかなりの時間がかかった。
今回の停電で強く思ったのは、災害時などは、みんなで協力しないと何も解決されないことだ。
特に以下のことが大切のように思った。
○水は飲料水以外、トイレのために、風呂の残り湯を捨てずにとっておくこと。
○住民みんなで状況を把握するために、何らかの手段が必要であること。
○停電時は真っ先にエレベーター内に閉じこめられた人がいないかを確認すること。
○通信手段とラジオなどの情報を得る手段を探すこと。
○先手必勝、救助などは正しい判断で素早く行動に移す。
○災害直後は特に、行政は何の役にも立たないこと。
たった3センチの送電線をに命を預け、炎天下の中の復旧活動、本当にご苦労様です。