なまけの森
今発売中のAERAに俺の出身高校の紹介があった。
高校を卒業して二十数年間“なまけの森”という言葉すら忘れていたのでとても懐かしかった。
この“なまけの森”とは、校内にあったちょっとした林で、授業をさぼるときは決まってこの場所でだらだらしていたことから付いた名前だ。暗黙の了解として、先生はこの場所へは来ない。
宮崎駿、谷川俊太郎、イッセー緒方などの卒業生の紹介もされていたが、へぇ~そんな有名な人々が板とは...といった感じだ。
“なまけの森”がある高校は、制服もなく、授業も全て単位制で、自らの判断で授業を受ける、当時としては珍しい「自由」な学校だった。単位が足りていれば、余計な事業には出席せず遊んでいた。月に数度は、吉祥寺でコンパを開いたり、居酒屋で酒を飲んだりもした。l
自由とは、自分の責任において、自分の好きなことをすると言うことを学べた貴重な学校だったと思う。